2022年 03月05日 00:10 (土)




みなさんこんばんはstoneです。
今回は今シーズン途中で新しく購入した「BURTON CUSTOM(バートン カスタム)」のレビューを書いていきたいと思います。
今まで乗っていたのも2013年モデルの「BURTON CUSTOM」でしたが、滑っている際のアクシデントで板折れしてしまい、2代目のカスタムを購入しました。
新しい板を買い増そうかと迷っていましたが、BURTON好きとしてはメインのキャンバーボードとしてCUSTOMに乗りたくなってしまいます。
2022年1月に購入してから、新しいCUSTOMには10日間程乗りました。
BURTON CUSTOM 154cm (バートン カスタム)
<スペック・特徴>
「BURTON CUSTOM(バートン カスタム)」は、「The Channel」ボードでBURTON独自のバインディングをビス2本で固定するシステムです。
フレックス(硬さ)の設定はミドル(中くらい)です。
テール側よりノーズ側が長く設定されているディレクショナルボードで、12.5cmのセットバックが入っています。
「Flying V=ダブルキャンバー」のCUSTOMもラインナップされていますが、stoneはキャンバーのモデルを購入しました。
トップシート

ソール面

トップシート・ソールともにシンプルなデザインです。
トップシートは木の感じを活かした表面になっています。
ステッカーチューンをしたくなりますね。

ほとんどグラフィックのないトップシートですが、ノーズ側にだけ刻印(?)が。

モデル名「CUSTOM」、長さ「154」cm、ベンド「CAMBER」、生産国「MADE IN AUSTRIA」などの他に「RIDE ON JAKE」の表記が。
2019年11月にこの世を去った、BURTONの創設者「JAKE BURTON CARPENTER(ジェイク・バートン・カーペンター)」への追悼のメッセージが印字されています。
<試乗レビュー>
◆カービング・フリーラン
ハリのあるキャンバーボードで、しっかりとカービングが切れます。
踏みこんだ後の反発もしっかりあるので、ターンの切り替えもスムーズです。
広いバーンでのロングターンが気持ちいいですが、取り回しも悪くないので、ショートターンもイケる板です。
スピードに乗ってきても安定感があってバタつきも少ないので、高速のカービングでも力で抑え込むという印象なく、安定して滑ることができます。
反発力・ハリはしっかりありますが、硬すぎないので、初級者~中級者の方でも楽しくフリーランできるモデルだと思います。
◆グラトリ
ミドルフレックスで、そこまで硬いという乗り味ではないので、グラトリも苦手なモデルではありません。
キャンバーで反発力があるので、しっかりしたポイントで踏んであげれば、高さのあるトリックができると思います。
ディレクショナル(ノーズの方がテールより長い)なので、スイッチでのトリックをしたいという方はツインチップと違うので注意が必要かもしれません。
(CUSTOMに限らずですが)
低速~中速でのグラトリよりも、ある程度スピードをつけてラントリのような乗り方の方が、CUSTOMの良さが引き出せそうです。
◆パウダー
BURTON CUSTOMはキャンバーボードなので、特別パウダーが得意というわけではありません。
ただ、ディレクショナルでセットバックが入っているので、テール側荷重で乗れる技術があれば、問題なくパウダーも滑れました。
パウダーに当たった日は、The Channelボードはビス2本止めで調整も簡単なので、しっかりセットバックを入れたセッティングにして滑っても良いかもしれません。
◆まとめ
BURTON(バートン)のフラッグシップモデルで、長年スノーボード業界を引っ張ってきたモデルだけあって、CUSTOM(カスタム)は実力のある板だなと感じます。
2013年モデルから2021-2022モデルに乗り換えた形になりましたが、柔軟性とハリがアップしているように感じました。
(少し硬さを感じる乗り味だったのが、柔らかいかなと思って踏むとしっかり反発が返ってくる感じ)
スノーボードを作ったと言われるBURTONの創設者ジェイク・バートンへのメッセージ「RIDE ON JAKE」が入っている特別感のあるシーズンのモデルを買えたのはよかったかなと思います。
北京オリンピックで、ショーン・ホワイトと平野歩夢の世代交代のシーンを見たから感慨深くなってしまいます。
北京オリンピックでは平野歩夢が2022-2023モデルの「BURTON CUSTOM」、弟の平野海祝が今回紹介した2021-2022モデルの「BURTON CUSTOM」に乗っていました。
脱線してしまいましたが、「BURTON CUSTOM(バートン カスタム)」は、クセも少なく、長く乗れる質実剛健なモデルなので、中級者~上級者の方はもちろん、初めてのマイボードを買う初心者の方にもおすすめの1本です。
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2022年 02月04日 03:07 (金)




みなさんこんばんはstoneです。
今回は知人が購入したニューボード「BURTON CARTOGRAPHER(バートン カートグラファー)」に乗せてもらったので、試乗レビューを書いていきたいと思います。
BURTON CARTOGRAPHER 154cm (バートン カートグラファー)
<スペック・特徴>
「BURTON CARTOGRAPHER(バートン カートグラファー)」は、「The Channel」ボードでBURTON独自のバインディングをビス2本で固定するシステムです。
フレックスの設定はミドル(中くらい)です。
テール側(後ろ側)寄りのキャンバー形状、ノーズ側(前側)がローカー形状になっている、ディレクショナルキャンバーと呼ばれるベンド(形状)のボードです。
ノーズが長く、テールが短く設計されているシェイプ。
ノーズの方が、テールより太く作られている「5mmテイパー」
新雪・パウダーでの浮力を得られる設計になっているモデルです。
トップシート

ソール面

<試乗レビュー>
◆カービング・フリーラン
普段は多少ディレクショナルなキャンバーボードに乗っていて、後ろ脚荷重でカービングをしていますが、「BURTON CARTOGRAPHER(バートン カートグラファー)」はしっかりディレクショナルのボードなので、両足のセンター付近に乗ると、板の後ろ脚側の良いポジションに荷重することができました。
荷重のポイントを見つけるのに、少し乗り込むのが必要かもしれません。
(この板に限らずですが)
ちょど良いポイントに乗ってあげると、ターン後半で余計な力を入れなくても、板のRのおかげでしっかり切れ上がって来てくれます。
ミドルフレックスなので扱いにくくはないですが、パウダーボードの設計になっているので、ショートターンよりコース幅いっぱいに滑るロングターンの方が気持ちよく滑れます。
◆グラトリ
フレックスも硬くなく、取り回しも悪くないので、グラトリもできなくはないです。
スイッチからのエントリーや、スイッチ着地は難しくなるのでトリックは選んだ方が良いと思います。
緩斜面でのグラトリというよりは、ある程度斜度のあるバーンでカービングしながらラントリの方が得意そうな板です。
◆パウダー
パウダーボードだけあって、浮力がしっかりあります。
テール側でなめるようにターンしてあげると、パウダーでもコントロールしやすいです。
◆まとめ
ツインボードや、軽めのディレクショナルのボードに乗っている方は、乗るポイント(荷重するポイント)を見つけるまでは違和感があると思いますが、慣れてくれば板のクセ・特徴を活かした滑りができそうです。
パウダーボードの位置付けになっていますが、フレックスもちょうどよく乗りやすいので、圧雪されたバーンでのカービングでのロングターンや、春先のシャバ雪をなめるように滑るなど、シーズン通して楽しめる板だと思います。
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2022年 01月26日 20:42 (水)




こんばんはstoneです。
今回は「FLUX DS(フラックス ディーエス)」の感想・評価・レビューを書いていきたいと思います。
今シーズンのスタート前に購入して、7日~8日程度使っています。
板は「BURTON CUSTOM(バートン カスタム)」を使用しています。
<FLUX DS(フラックス ディーエス) レビュー・評価>
「FLUX DS(フラックス ディーエス)」を使ってみた感想として、ざっくりとしたポイントとしては下記になります。
・クセがない
・固すぎず、ルーズ過ぎずオールラウンドで使える
・カービング、パウダーラン、グラトリ、ラントリ問題なし
結論から言うと「使いやすいバインディング」という印象でした。
初心者の方から上級者の方まで、フリーライドもグラトリも、など幅広い滑りに対応できる感じがします。

◆フレックス
ミディアムフレックスなので、固すぎず柔らかすぎずという乗り味です。
ハイバックのハリはあるので、カービングや高回転スピン系のグラトリにも十分対応できると思います。

◆足裏プレート
足裏の感覚が好きで、足裏にディスクプレートのないBURTONのESTを使っていましたが、FLUX DSでも特に違和感を感じませんでした。
角度調整の丸いディスクプレートの上に乗るのではなく、ディスクプレートの上に、トゥ側・センター(足の真下)・ヒール側の3つのプレートがあるので、足裏全体で板を踏んでる感覚があるのかも知れません。

◆ストラップ
ヒールカップの内側にストラップが付いているという前知識があった分の良いイメージの影響も多少なりともあるかも知れませんが、ブーツとのフィット感は高く感じました。
アンクルストラップは幅が広めなので、ちゃんとギュッと締まる感じはありますが、線ではなく面で締め付ける感覚なので、タイト過ぎず、かつフィット感が高い着け心地でした。
トゥストラップはレンタルやエントリーモデルのように真上からブーツを抑えるのではなく、斜め上からブーツを包み込むような形状になっています。
しっかりブーツのつま先を包む形になるので、トゥサイド側の板の操作のレスポンスも良く感じました。
ブーツはBURTONを履いていますが、トゥストラップとブーツの間に隙間ができたりすることもなく、滑っている間に緩んだりすることもないので、BURTONのブーツとFLUXのバインディングの相性は悪くないと思います。

個性の強めとか、特徴のあるバインディングが好きな方には物足りなく感じるかもしれませんが、クセなく乗りやすいバインディングが好きな方にはオススメできるモデルだと思います。
初心者の方で、自分がどういう滑り方をするか(カービングメインか、グラトリメインかなど)、まだ決めていない方にも、幅広い滑りに対応できるので「FLUX DS(フラックス ディーエス)」はおすすめです。
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2022年 01月12日 01:20 (水)




こんばんはstoneです。
今シーズンスタート前にバインディングも新調しました。
ずっとBURTONのバインディングを使ってきましたが、初めてFLUXのバインディングを買いました。
FLUXは試乗会では使ったこともあって良いモデルも多いなと思っていましたが、ショップでいつも対応してくれているスタッフの方の説明を聞いて刺さってしまったので、BURTONから浮気して購入してしまいました。
購入したのは「FLUX DS(フラックス ディーエス)」です。
シーズンスタート前に買って、今シーズン7日間ほど使用してみたので、今回はFLUX DSの購入したポイント、感想・レビューなどを書いていきたいと思います。
<FLUX DSを購入したポイント>
◆ストラップ
FLUXのバインディングの特徴として、アンクルストラップがヒールカップの内側についてるとうことが挙げられます。
ヒールカップの内側にストラップがあることで、ブーツとストラップの間に隙間ができないので、フィット感・レスポンスが高まります。
これはFLUXの特許だそうです。
他のブランドはヒールカップの外側にストラップが付いているので、ブーツとストラップの間に指一本分くらいの隙間ができてしまいます。
(BURTONはヒールカップの中にストラップが付いてるけど、それでも隙間はできる)
◆メーカー・ブランド
FLUXは、カーメイトという会社が企画・製造・販売をしているブランドです。
カーメイトは日本の自動車用品を作っている会社です。
JAPANブランドで「日本人に合うバインディング」というコンセプトでスタートしたのがFLUXブランドです。
日本人の体格やパワーなどを基準に、日本人ライダーのフィードバックから改良されていることも多いので、日本人が快適にベストなパフォーマンスにつながるギアになっています。
本体が自動車用品の会社が運用しているブランドなので、FLUXのバインディングの耐久性などは、他ブランド以上に厳しい基準でテストされているらしいです。
<FLUX DSのスペック・特徴・画像>
FLUX DSのスペックや特徴を紹介していきます。

FLUX DS全体のビジュアル。

店頭にはレッド、ブルーの在庫が残っていましたが、スノーボード(板)とウェアの色に合わせてブルーにしました。

ハイバックは非対称な形状になっています。

ハイバックの外側は、ブーツを包み込むように少し丸みを帯びていて、ターンの切り替えやスピン系のトリックのときも、ブーツ→バインディング→板と力が伝わりやすいようなギミックになっています。

ハイバックの正面側(ブーツ側)にはパッドが付いています。
ブーツとの隙間ができにくく、無理にフォワードリーン(ハイバックの前傾)を入れなくても、ブーツとのフィット感が良くなる工夫がされています。

トゥストラップはブーツを包む部分は空間が空いているタイプで、真上からではなく、斜め上の角度でブーツのつま先を包むように留めるようになります。
アンクルストラップは、ブーツに当たる幅広めのパッドをプラスチックのバンドで締め付けるような形状になっています。

ブーツと接する部分は、ハニカム形状になっている、柔らかくフィット感の高いアンクルストラップです。


アンクルストラップの位置が、FLUXのバインディングの特徴のひとつです。
ヒールカップの内側にアンクルストラップがついています。

ベースプレートには、FLUXのロゴが入っています。
ヒール部分、足裏部分、トゥ部分、3つのパーツで構成されています。
ヒールプレート、トゥプレートそれぞれの長さの調整ができます。

FLUXのバインディングはヒールプレートも調整することができます。
(他のブランドはトゥ側のプレートしか調整できないことが多い)


ヒールプレートの裏側のストッパーをつまむと、プレートの位置を動かすことができます。

ヒールプレートをここまで伸ばすことができます。
ブーツのかかと部分が浮くことがないので、ヒール側のレスポンスも上がります。
足裏のプレートとヒールプレートの間を埋めるクッションも付属しています。
ヒール側のプレートを調整できるのはFLUXくらいしかないので、メイドインジャパンのこだわりを感じます。
今回は新しく購入したバインディング「FLUX DS(フラックス ディーエス)」の特徴やポイント、画像などを紹介しました。
次回以降の記事で実際にFLUX DSを使用したレビュー・感想なども紹介したいと思います。
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2022年 01月07日 00:07 (金)




みなさんこんばんはstoneです。
今シーズンのスタート前に、スノーボードブーツを新調しました。
色々迷った結果、BURTON RULER BOAを購入しました。
12月からシーズンスタートをして、7日程履いて滑ってみたので、BURTON RULER BOAのレビューを書いていきたいと思います。

<BURTON RULER BOA 感じたメリット>
試着して気に入って買ったブーツですが。実際に履いて滑って感じたメリットや良いと思ったポイントを紹介します。
・ダブルBOAシステム
購入するときのポイントでもあった、ダブルBOAシステムは非常にメリットを感じました。
BOAダイヤルを回すだけで、ブーツを履けるので簡単です。
最初はどのくらい締め付ければ良いか、感覚をつかむまでは難しかったですが、慣れてくると自分の好みの締め具合を見つけることができました。
(最初はスピードレーシングみたいに引っ張らなくていいので、BOAダイヤルを回し過ぎた)
履くときは締めすぎずに、滑りながら締め付けを強くしていく方が、ベストな履き心地に調整しやすいと思いました。
ウェアの上からでもダイヤルを回すだけで締められるので、増し締めするのは簡単です。
・柔らかめのフレックス
BURTON RULER BOAは、ミドルフレックスの位置付けですが、比較的ソフトに感じるかなと思いました。
サポート力が弱いという感じは無いですが、しっかり踏みこむと足首周りが屈曲する感じがあります。
stoneはトゥサイド(つま先側)ターンをするときは、後ろ足のヒザをしっかり曲げこんだ滑り方をしたいので、硬すぎないブーツの方が好みなので、BURTON RULER BOAはちょうどよいフレックスでした。
<BURTON RULER BOA 感じたデメリット>
デメリットというより、stoneの履き方の問題や、好み次第の部分もありますが、気になった部分も書いてみます。
・柔らかめのフレックス
メリットとして紹介しましたが、硬めのブーツが好きな方には、BURTON RULER BOAは少し柔らかく感じるかもしれません。
ミドルフレックスの位置付けになっていますが、ソフト~ミドルのイメージであれば、実際に履いた感じと近いと思いますが、ミドル~ハードと思って買うと柔らかく感じると思います。
グラトリメインで滑る方や、初心者~中級者の方には硬すぎず履きやすいブートだと思います。
・インナーブーツ
これは、履き方や履き馴染みの問題ですが、初めて履いたときに靴擦れをしてしまいました。
インナーブーツのかかと・くるぶし部分にフィット感を高めるためのパッドが付いています。
内くるぶし・外くるぶし両方にパッドがあって、今シーズン初滑りのときに内くるぶし側が靴擦れになってしまいました。
2回目以降は、インナーが足に馴染んできて、ブーツの締め具合が調整できるようになった(ブーツ内で足が動かないようにちょうどよく履けるようになった)ことで改善されました。
今回はBURTON RULER BOAのレビューを紹介しました。
ちょうどよい履き方が分からない1日目は別として、フィット感も良く履きやすいブーツでした。
スピードレーシングでも問題なく履けていましたが、ダブルBOAシステムは増し締めがいつでもできるのがとても快適です。
滑っていて少し緩いかなと思ったらコースの途中でもダイヤルを回すだけです。
硬めのブーツが好みの方にはおすすめしませんが、普通に履きやすいブーツを探している方には、幅広くおすすめできるブーツだと思います。
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